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町長のタウンレポート

H30年3月

台湾基隆市を友好訪問

 若くして台湾に渡り、教育を中心に地域の発展に尽くし尊敬された石坂荘作氏(原町出身)の繋がりを軸とした交流を図るため、私と観光協会長・商工会長を含む5名の訪問団で2月7日~8日、台湾北部の港湾都市・基隆市を訪問しました。

 台北空港に到着後、台湾の日本大使館的な役割を担っている「日本台湾交流協会」を訪問。日本と台湾の交流状況などについて説明を受けました。現在日本の78団体と交流をしており、今後の交流であれば特徴のあるものを考えた方がいいとのご指導を受けました。ちなみに、台湾では現在トレイルランが人気だそうです。

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 8日は朝から雨です。亜熱帯気候に属する基隆市は1年の大半が雨降りとのこと。朝8時にホテルを出発し、石坂氏が台湾で初めて無料の私設図書館を設立した「石坂文庫跡地」を訪れました。1909年に群馬県より中学教師として台湾へ赴任した石坂氏は図書の不足を認識し、市に「石坂文庫」を開設し無料で開放しました。当時の図書館は入館料を徴収していたため、石坂文庫は人々に大変喜ばれ利用者が絶えず、台湾各地のみならず中国や沖縄県まで貸し出しを行ったそうです。1932年に市へ寄贈され、現在は基隆市文化局図書館として運営されています。
 この跡地から15分ほど歩くと「中正公園」があります。この公園は基隆市最大の公園で、1933年に「石坂公園」として私設されたものです。幸いなことに雨も上がり、最上部から基隆港や町並みを見渡すことができました。

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 この公園から徒歩で約10分、1903年に石坂氏が創設した「私立光隆高級家事商業職業学校(旧:基隆夜学舎)」を訪問しました。この学校は、財力と時間のない台湾の青少年が学んだ夜間学校で、日本人でも台湾人でも授業料は不要とし、昼間学校へ通えない者に勉学の門戸を開放したところです。呉校長を始め各教科担任の皆様に大歓迎していただき、石坂氏が今でも基隆市で敬愛されていることを実感しました。

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 午後は、基隆市政府の林右昌市長を訪問しました。基隆市は港町であり、海路を利用した日本からの観光客は昨年90万人ほどあったそうです。石坂氏の熱い思いを軸とし、基隆市と東吾妻町でも中学生の相互交流から始めていこうということで共通理解をいたしました。友好の証として町から太鼓の贈呈を行いました。1泊2日と、タイトなスケジュールではありましたが、私欲に走らずひたすら台湾の人のために尽くした東吾妻町の偉人、石坂氏の足跡をたどり思いに触れ、有意義な訪問となったことは言うまでもありません。今後は、町民の皆様にはもちろんですが、国際交流によって子ども達の未来の活躍の場が広がるような機会を作っていきたいと考えています。

 

 

 教養講座「石坂荘作氏の功績を学ぼう」

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 2月25日に中央公民館で東吾妻町教養講座「石坂荘作氏の功績を学ぼう」が開催されました。石坂氏は、東吾妻町原町の出身で、明治から昭和の時代にかけて実業家、教育家として台湾北部の都市「基隆市」で夜間教育機関「基隆夜学校」設立や台湾最初の近代図書館「石坂文庫」設立など、発展に尽力した人物です。教養講座では、約100人の方が受講し、前橋学センター長の手島仁氏から石坂氏を始めとした台湾の発展に尽力された群馬県人の紹介、元国立国会図書館副館長の宇治郷毅氏から「石坂荘作の現代的意義」と題した講演を行っていただきました。

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